商品説明 DETAIL フィンランド出身のカルト・オブ・ザ・サン。19年に4曲入りディジタルEPを発表したばかりの新人であり、その正体は実はよくわからない。だが、彼らについて知れば知るほど、興味はそそられるばかり。まずカルト・オブ・ザ・サンは、自分たちのスタイルを「オカルト・マーダー・ポップ」だと称している。オカルティズム+殺人にポップスというある意味不思議な取り合わせであるが、「聴き手を常に不安にさせ、闇と歪んだロマンスで包むもの」だというのだから、これはもう聴くしかないという気にさせられる。 この度リリースされるそのデビュー・アルバム、『ウィー・アー・ザ・ドラゴン』。これを聴けば彼らの言わんとしていることはすぐにわかる。ブラック・メタルとストーナー・ロック、タイプ・オー・ネガティヴやマリリン・マンソン、さらにはロクセットのようなポップ・バンドからも影響を受けたというそのスタイルは、とにかく暗く、それでいてポップ。そのアンバランスさが、確かに聴き手を不安にさせる。北欧らしい湿ったメロディは、日本人の心に響くことだろう。メンバー全員がマスクをかぶり、素性もよくわからないあたり、ゴーストなども彷彿させ、このデビュー・アルバムで一気にブレイクする可能性も高そうだ。これぞ闇のヘヴィ・ポップ・ミュージックである。