ベネディクション/スクリプチャーズ【CD】
Photo by KarenRew

2020年10月16日発売


ナパーム・デスのヴォーカリスト、マーク”バーニー”グリーンウェイを輩出したイギリスのデス・メタル・バンド、ベネディクション。12年ぶりのニュー・アルバムとなる本作では、2代目ヴォーカリスト、デイヴ・イングラムが20年ぶりに復帰。イギリスらしいクラスト風味あふれるデス・メタルを聞かせる。

【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】

スクリプチャーズ【CD】

ベネディクション スクリプチャーズ

商品形態
CD
品番
GQCS-90950
JANコード
4582546592226
価格
2,750円(税抜 2,500 円)
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商品説明 DETAIL

イギリスのデス・メタル・バンド、ベネディクション。その結成は89年にまでさかのぼる。当時まだ新進気鋭のレーベルであったニュークリア・ブラスト・レコードと契約し、90年に『Subconscious Terror』でアルバム・デビュー。ベネディクションがこうもスムーズにアルバム・デビューを果たした理由の1つに、マーク”バーニー”グリーンウェイの存在がある。89年、当時世界最高速のバンドとしてエクストリーム・メタル界の話題をさらっていたナパーム・デスからリー・ドリアンが脱退。その後任に、ベネディクションのヴォーカリスト、バーニーが抜擢されたのだ。バーニー脱退後、デイヴ・イングラムが後任として加入。『The Grand Leveller』(91年)、『Transcend the Rubicon』(93年)、『The Dreams You Dread』(95年)、『Grind Bastard』(98年)の4枚のアルバムをリリースした。
98年にデイヴが脱退し、後釜としてアナール・ナスラックのデイヴ・ハントを迎えたベネディクションであるが、21世紀に入ると活動ペースがダウン。ツアーは続けていたものの、リリースしたアルバムは、『Organised Chaos』(01年)、『Killing Music』(08年)の2枚のみ。もう12年間も新作を発表していない状態が続いていたのである。だが、彼らもついに重い腰を上げた。

昨年、博士号取得のため、そしてアナール・ナスラックに専念するため、20年間連れ添ったデイヴ・ハントが脱退。すると、ギタリストのダレン・ブルックスはすぐに前任のデイヴ・イングラムに電話をかけた。まったく予期しないバンド復帰の誘いであったが、デイヴはその場で快諾。20年ぶりにベネディクションへの復帰が決まったのだ。そして、ついにヴェールを脱ぐニュー・アルバム『スクリプチャーズ』。12年ぶりのニュー・アルバム、そして20年ぶりの2代目ヴォーカリストの復帰であるが、ベネディクションはやはりベネディクション。イギリスのデス・メタル特有の、クラストやアナーコ・パンクからの影響を感じさせるデス・メタルをプレイし続けてきた彼ら。その信念は、30年間一度もブレたことがない。ブルータル・デス・メタル、メロディック・デス・メタルなど、さまざまな方向へと枝分かれしてきたデス・メタル。だが、ベネディションがプレイしているようなスタイルこそ、本来デス・メタルが目指していたものだ。オールドスクール・デスのファンならば、これを聴いてアガらぬはずはない。
クレイドル・オブ・フィルスやヴェイダーなどを手がけたスコット・アトキンスによるミックスも見事。元デス、マサカーのカム・リーがゲスト参加しているのもオールドスクール・デス・メタル・ファンには嬉しいところ。



デイヴ・イングラム(ヴォーカル)
ダレン・ブルックス(ギター)
ピーター・リュー(ギター)
ダン・ベイト(ベース)
ジョヴァンニ・ダースト(ドラムス)


【CD収録曲】
01. イテレーションズ・オブ・アイ
02. スクリプチャーズ・イン・スカーレット
03. ザ・クルーキッド・マン
04. ストームクロウ
05. プロジェニターズ・オブ・ザ・ニュー・パラダイム
06. ラビッド・カーナリティ
07. イン・アワー・ハンズ、ザ・スカーズ
08. テア・オフ・ジーズ・ウィングス
09. エンブレイス・ザ・キル
10. ネヴァーホエン
11. ザ・ブライト・アット・ジ・エンド
12. ウィー・アー・リージョン