商品説明 DETAIL 2003年にセルフタイトル・アルバムをリリースして15年。デヴィルドライヴァーの8枚目となる最新作『アウトローズ・ティル・ジ・エンド(Outlaws 'til The End)』は、グルーヴ・メタルとアウトロー・カントリーが正面衝突を起こした凄まじい内容だ。 2016年リリースの前作『トラスト・ノー・ワン』で初めて破られた2年毎の作品リリースという周期を再び取り戻し、我々の手に届けられるのは、デズ・ファファーラの心の中に鳴り響いていたアウトロー・カントリー曲にアレンジを加え、カヴァーした野心的作品だ。 アウトロー・カントリーは、60年代に商業主義のナッシュヴィル派のカントリーに背を向け反旗を翻す音楽だ。家庭のお茶の間で聴けるような大衆性はなく、ならず者たちによるアンチ・コマーシャルでリアルなカントリー・ミュージックである。 リアルな歌詞に心を動かされた音楽ファンが爆発的に増加したアウトロー・カントリーは“米国南部の貧しい白人層のパンク・ミュージック”として70年代に存在感増していった。ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングス、ジョニー・キャッシュなどが代表的なアーティストだが、あのボブ・ディランもアウトロー・カントリーの息がかかったアーティストだろう。 そんなアウトロー・カントリーに感銘を受けているミュージシャンの一人が、デズ・ファファーラだ。 「子供の頃から両親の影響でアウトロー・カントリーを耳にしていたけど、ハマったきっかけはパンテラとのツアーだった。彼らはツアーバスで、アウトロー・カントリーの曲をよくジャムっていた。最高にクールだったのが、歌詞にとんでもないリアリティがあるってことなんだ」。 大胆なバンドの挑戦に賛同したゲスト・アーティストの面子も目を見張る豪華さだ。 ハンク・ウィリアムスを祖父に持つハンク・ウィリアムス3世が自身の曲を歌い上げる「カントリー・ヒーローズ」で作品は幕を開ける。続いてウィリー・ネルソンの「ウイスキー・リヴァー」には、ランディ・ブライとマーク・モートン(ラム・オブ・ゴッド)が参加。さらにバーボン・クロウ名義でアウトロー・カントリー作品をリリースしているウェンズデイ13やブロック・リンドー(36クレイジーフィスツ)、バートン・C・ベル(フィア・ファクトリー)、意外な人選では、デズがヒーローと崇める伝説的パンクロック・バンド=フィアのヴォーカリスト兼ギタリストのリー・ヴィングも参加している。そしてデズが今作に欠かせない存在として招いたのがジョニー・キャッシュの息子であるジョン・カーター・キャッシュの名前があるのも見逃せない。 プロデューサーは、デリンジャー・エスケイプ・プラン、セパルトゥラ、スーサイド・サイレンス、アーキテクツを手がけたスティーヴ・エヴェッツとバンドのギタリストであるマイクだ。 バンドの代名詞でもある巨大なグルーヴとダイナミズムを伴う暴虐サウンドが、アウトロー・カントリーと見事に融合された作品『アウトローズ・ティル・ジ・エンド(Outlaws 'til The End)』。デヴィルドライヴァー流に武装されたアウトロー・カントリーを聴き逃してはならない! 【メンバー】 デズ・ファファーラ(ヴォーカル) マイク・スプリッツァー(ギター) ニール・ティーマン(ギター) ディエゴ・イバーラ(ベース) オースティン・ダモンド(ドラムス)