商品説明 DETAIL 英国プログレッシヴ・ロックの至宝マリリオン。1982年にレコード・デビュー、『過ち色の記憶』(1985)、『ブレイヴ』(1994)、『Marbles』(2004)、『FEAR』(2016)など数々の名盤アルバムを生み出してきた彼らだが、最強のライヴ・バンドとしても知られてきた。2017年・2018年に2年連続来日、ブリティッシュの憂いとドラマチックで深いコンセプトに彩られたステージで日本のファンを魅了したのも記憶に新しい。 そんな彼らゆえ、数多くのライヴ・アルバムを発表している。全英チャート8位となった『リアル・トゥ・リール』(1984)を筆頭に、バンド自身が運営する『ラケット・レコーズ』からウェブ限定で発売されるライヴ盤、会員制の『フロント・ロウ・クラブ』など、その数は膨大なものに上る。 上級者マニアですらコンプリートするのは至難の業といわれるマリリオンのライヴ作品だが、その中からベスト10タイトルを選りすぐって各タイトル、世界5,000枚でリリースすることになった。アルバム完全再現ライヴあり、アンプラグド・ライヴあり、現シンガーのスティーヴ・ホガースが歌う前任者フィッシュ時代の楽曲ありと、アルバムごとに異なった表情を持つレア・ライヴ・シリーズは、ファンをよりディープな世界へといざなう危険な作品揃いだ。 本作は、1989年12月4日、グラスゴーで行われたライヴだ。古い時代が終わり、新しい時代が始まる瞬間を、本作はヴィヴィッドに捉えている。 同年加入したばかりのスティーヴ・ホガースのお目見え作品となった『美しき季節の終焉 Season's End』(1989)から「イースター」「招かれざるゲスト」「美しき季節の終焉」「ベルリン」などを演奏、新しいマリリオン像を提示する。 前任者フィッシュが在籍した最後のアルバム『旅路の果て Clutching At Straws』(1987)からも「ウォーム・ウェット・サークルズ」「スランジェ・バー (健康に乾杯)」などが披露されるが、スティーヴの歌声はバンドの新時代を提示させるものだ。バンドの演奏も新時代に向けてまったく迷いのない、確信に満ちたものだ。 さらに同年12月10日、英国ブラッドフォード公演から2曲「ベルリン」「ザ・スペース」を追加収録。ひとつのトータルな流れを持つライヴ・アルバムとして完成させている。