商品説明 DETAIL 英国プログレッシヴ・ロックの至宝マリリオン。1982年にレコード・デビュー、『過ち色の記憶』(1985)、『ブレイヴ』(1994)、『Marbles』(2004)、『FEAR』(2016)など数々の名盤アルバムを生み出してきた彼らだが、最強のライヴ・バンドとしても知られてきた。2017年・2018年に2年連続来日、ブリティッシュの憂いとドラマチックで深いコンセプトに彩られたステージで日本のファンを魅了したのも記憶に新しい。 そんな彼らゆえ、数多くのライヴ・アルバムを発表している。全英チャート8位となった『リアル・トゥ・リール』(1984)を筆頭に、バンド自身が運営する『ラケット・レコーズ』からウェブ限定で発売されるライヴ盤、会員制の『フロント・ロウ・クラブ』など、その数は膨大なものに上る。 上級者マニアですらコンプリートするのは至難の業といわれるマリリオンのライヴ作品だが、その中からベスト10タイトルを選りすぐって各タイトル、世界5,000枚でリリースすることになった。アルバム完全再現ライヴあり、アンプラグド・ライヴあり、現シンガーのスティーヴ・ホガースが歌う前任者フィッシュ時代の楽曲ありと、アルバムごとに異なった表情を持つレア・ライヴ・シリーズは、ファンをよりディープな世界へといざなう危険な作品揃いだ。 本作『Popular Music』は、2003年3月15日、英国マインヘッドで行われた“マリリオン・ウィークエンド”でのライヴを2枚組CDに収録した作品。アルバム・タイトルの通り、ファン投票で選ばれた曲をプレイしているが、コアなマニアが集結する“マリリオン・ウィークエンド”ゆえ、単なるグレイテスト・ヒッツ・ライヴとなるワケがない。『レイディエーション』(1998) からの「死者への言葉 A Few Words For The Dead」や『楽園への憧憬 Holidays In Eden』の「ドライ・ランド」など、隠れた名曲が惜しげもなくプレイされる。 フィッシュ在籍時の『旅路の果て Clutching At Straws』(1987)から多くの曲がプレイされているのも、この日のライヴの特徴だ。「ウォーム・ウェット・サークルズ」「シュガー・マイス」「ホワイト・ロシアン」「夜の孤独な時間 That Time Of The Night」と4曲が演奏されているのは、同アルバムの人気の高さを示唆するものだ。 同じくフィッシュ時代の「独り芝居の道化師 Script For A Jester's Tear」がプレイされるが、観衆が声を合わせて歌うさまは感動的だ。