商品説明 DETAIL ソイルワークはスウェーデン南西部の港湾都市ヘルシンボリの出身。1995年にINFERIOR BREEDとして活動を開始したが、翌1996年にソイルワークと改名、ビョーン“スピード”ストリッド(ヴォーカル)とピーター・ウィッチャーズ(ギター)を中心とする編成で活動を本格化させた。1998年、彼らはデビュー・アルバム『STEELBATH SUICIDE』をリリース、スラッシュ/デス・メタルの攻撃性と80年代のギター・ヒーローの流儀を受け継いだ華麗なリード・ソロとを融合させたダイナミックな音楽性が高く評価された。 その後、『THE CHAINHEART MACHINE』(2000年)、『A PREDATOR’S PORTRAIT』(2001年)、『NATURAL BORN CHAOS』(2003年)、『FIGURE NUMBER FIVE』(2003年)といった作品をコンスタントに発表、頻繁に日本を訪れるようにもなり、進化を示し続ける創作活動と卓越したライヴの両面で人気を高めていった。3作目『A PREDATOR’S PORTRAIT』の頃よりビョーンはデス・メタル・タイプのシャウトだけではなくクリーンな声でのメロディアスな歌唱も聴かせるようになり、バンドの音楽性は作を重ねる毎に多彩なものへと進化していった。 6作目『STABBING THE DRAMA』(2005年)のリリース後にピーターが脱退、続く『SWORN TO A GREAT DIVIDE』(2007年)はオーラ・フレニングとダニエル・アントンソンというギター・コンビのいる編成で制作されたが、2008年にピーターはバンドに復帰、2010年発表の『THE PANIC BROADCAST』はピーターとフランス出身のシルヴァン・コードレーというギター・チームを擁するラインナップで制作された。しかし2012年、ピーターはバンド・メンバーとしての役割に見切りをつけ、かねてよりアメリカに渡って始めていたプロデューサー/エンジニアとしてのキャリアに専念するためにソイルワークから再度の脱退を決断した。 ピーターの後任として、かつてソイルワークのライヴ要員として何度かサポートの経験があったデイヴィッド・アンダーソンを正式加入させた面々は、2013年に通算では9作目でありバンドとしては初の2枚組となった『THE LIVING INFINITE』をリリース、その意欲作も高く評価された。2015年、デビュー・アルバム「STEELBATH SUICIDE」の制作前からバンドに在籍していたベーシストのオーラ・フリンクがバンド活動に対する熱意を失い離脱したが、ベース・パートを2人のギタリストが兼任する形で彼らはレコーディングを開始、通算10枚目となる『THE RIDE MAJESTIC』を同年に発表した。同作発表後、ベース奏者としてマーカス・ウィボムを迎えてツアーを行なっていたのだが、2016年には『STABBING THE DRAMA』以来バンド・サウンドの基盤を担ってきたベルギー出身のドラマー、ダーク・ヴェルビューレンがあのMEGADETHに加入するためにバンドから脱退した。ヘヴィ・メタル・シーンを代表する大物バンドの1つからの思いがけない参加要請ということもあり、ソイルワークとしてもダークを快く新天地へと送り出した。 ソイルワークは新しいドラマーとして、ダーク自身の推薦により、ダークに師事していたこともあるデンマーク出身の若き逸材、バスティアン・トゥアスガールドを迎え入れて態勢を固め直した。 新編成となったソイルワークは、ベース・パートをシルヴァンが兼任する形でレコーディングを開始、スウェーデン語で「現実」を意味する単語をタイトルに掲げた通算11枚目となる最新作『ヴァルケヒエッテン』を完成させた。プロデュースを担当したのはデイヴィッドと共にトラディショナル・ヘヴィ・メタルを指向するバンドMEAN STREAKにてギター・パートを分け合っているトーマス・ヨハンソンだ。 別プロジェクト、ザ・ナイト・フライト・オーケストラでも遺憾なく発揮されているビョーンのクリーンなヴォーカル・メロディへのアプローチはメイン・バンドであるソイルワークにおいてもますます研ぎ澄まされていると同時に、グロウリングやブラスト・ビート等エクストリーム・メタル由来の要素も目立っている。曲調もヴァラエティ豊かであり、本作『ヴァルケヒエッテン』は近作にも増してダイナミックな仕上がりとなっている。「ニードルズ・アンド・キン」にはアモルフィスのトミ・ヨーツセン(ヴォーカル)がゲスト参加している。2018年にデビュー20周年を迎えたソイルワークは、また新たな20周年に向けて着実にその歩みを進めている。 【メンバー】 ビョーン“スピード”ストリッド (ヴォーカル) デイヴィッド・アンダーソン(ギター、ベース、ピアノ) シルヴァン・コードレー(ギター) スヴェン・カールソン(キーボード) バスティアン・トゥアスガールド (ドラムス)