商品説明 DETAIL 現代ヘヴィ・ロック界において最重要バンドのひとつと目されるラム・オブ・ゴッド。『ラス』(2009)、『レゾリューション』(2012)、『VIIシュトゥルム・ウント・ドラング~疾風怒濤』(2015)と近年のアルバムが連続して全米チャートTOP3入り。そのライヴも世界を熱狂の渦に巻き込んでおり、2016年の“ノットフェス”での凄演も記憶に新しい。クリス・アドラー(ドラムス)がメガデスのツアーに同行、正式加入を請われながらラム・オブ・ゴッドに留まることを選択するなど、その絆は強い。 今やアメリカのロック界の中枢を揺るがす存在である彼らだが、その出発点はアンダーグラウンドだった。本作はそんな彼らのルーツに迫るアルバムであるがゆえに、ラム・オブ・ゴッドを名乗る以前、デビュー・アルバム当時のバンド名“バーン・ザ・プリースト”名義でリリースされることになった。 本作に収録されているのはバッド・ブレインズ、アグノスティック・フロント、クロ・マグス、クイックサンドなど東海岸ハードコアの伝説的バンドからシアトルのハードコア・バンドであるジ・アキューズド、インダストリアル・メタルを代表するミニストリー、孤高のヘヴィ・ロック・バンドのメルヴィンズ、アンスラックスのメンバーを含むクロスオーヴァー・スラッシュ・プロジェクトS.O.D.、スティーヴ・アルビニ率いるビッグ・ブラックなど、多彩なアーティストの楽曲をカヴァーしている。ラム・オブ・ゴッドが影響を受けたバンドであるのと同時に、ハードコアの大海原へと足を踏み入れようとするリスナーへの格好な入門編となっている。 さらにラム・オブ・ゴッドと同郷のヴァージニア州リッチモンド出身で、ランディ・ブライ(ヴォーカル)が「リッチモンド出身で史上最高のバンド」と語るスライアング・レイオスの楽曲もカヴァーされるなど、バンドからのパーソナルなトリビュート作となっている。 1999年、フィラデルフィアのインディーズ『リージョン・レコーズ』から発表された『バーン・ザ・プリースト』から20年を記念して、本作は『リージョン:XX』と名付けられた。 バンドの大半がアルバム『バーン・ザ・プリースト』(1999)当時のメンバーであり、唯一、後になって加入したウィル・アドラー(ギター)はクリス・アドラーの弟という、バーン・ザ・プリースト時代をよく知る一員だ。 いずれの曲もオリジナルの持ち味を生かしながら、ラム・オブ・ゴッドのヘヴィネスとグルーヴ、そしてランディの咆哮がありったけ注ぎ込まれている。 本作の発表後、ラム・オブ・ゴッドはスレイヤー最後のワールド・ツアーにサポート・アクトとして同行することが決定。メタル新世代の継承者が自らの源流を遡るスペシャルな作品が『リージョン:XX』だ。 【メンバー】 ランディ・ブライ (ヴォーカル) マーク・モートン (ギター) ウィル・アドラー (ギター) クリス・アドラー (ドラムス) ジョン・キャンベル(ベース)