商品説明 DETAIL 35年以上の長きに渡り、世界中の熱狂的なファンから支持され続ける“英国のプログレッシヴ・ロック界の至宝”、マリリオン。現在、ライヴ作品の再発シリーズとして全10作のリリースが開始されている。各タイトル、世界5,000枚の限定発売。その第一弾として2010年の『SIZE MATTERS』と2011年リリースの『HOLIDAYS IN EDEN(LIVE)』(※ともにバンドのウェブサイトで限定発売されていた2枚組ライヴ作品)が発売された。彼らの違った魅力を発見できる貴重なシリーズ、今回はその第二弾となる。 『Tumbling Down The Years』は、2009年3月にオランダのセンター・パークス・ポート・ゼーラントにて三日間に渡って開催されたファン・コンヴェンション[Marillion Weekend]の2日目、3月21日、土曜日の夜の模様を完全収録したライヴ・アルバムである。2008年リリースの『Happiness is the Road/Volume 1: Essence』収録曲「This Train Is My Life」からラストの「Garden Party」まで、ファンからのリクエストを元に選曲された2008年から1981年へと時代を遡っていくという、スペシャルなセット・リストを披露。プログレッシヴで叙情性に溢れたアルバムを真摯に作り続けてきた、彼らの確かな足跡がここに記されている。 マリリオンは1979年に前身バンド“SILMARILLION”として活動を開始し、81年に“MARILLION”に改名、80年代初頭に巻き起こったネオ・プログレッシヴ・ロック/ポンプ・ロック・ムーヴメントの中で注目を浴び、初期ジェネシスの音楽性を受け継いだバンドとして80年代のシーンを代表する存在となる。1988年に看板ヴォーカリストのFishが脱退、翌年にバンドはリードシンガーとしてスティーヴ・ホガースを迎える。バンドの歴史上、大きなメンバーチェンジはこの一度のみで、以降は不動のメンバーで活動を続けており、活動停止することもなくコンスタントに高品質の作品を発表し続けているという奇跡的なバンドである。メンバーは、スティーヴ・ホガース(Vo)、スティーヴ・ロザリー(G)、ピート・トレワヴァス(B)、マーク・ケリー(Key)、イアン・モズレイ(Dr)の5人。 ホガース加入後、バンドは初期ジェネシス的なサウンドからよりメロディアスでコンテンポラリーなロック・ミュージックへと独自の進化を遂げていく。1994年に発表された『ブレイヴ』、2004年の『Marbles』、2016年の『F.E.A.R.』といったコンセプト・アルバムは、世界中で高く評価され、今なお語り継がれる傑作である。ポーキュパイン・トゥリーやアナセマ、パイナップル・シーフなど新世代のプログレッシヴ・ロックの台頭も顕著な昨今、マリリオンの人気はより拡大している。その証拠に最新スタジオ作『F.E.A.R.』リリース時、目覚ましいチャート・アクションをみせた。2017年10月には23年ぶり3度目の来日を果たし、世界中を魅了したパフォーマンスで超満員の観衆を感動の渦に巻き込んだ。 90年代末、メジャー・レーベルを離れたマリリオンは、後にクラウドファウンディングと呼ばれる、インターネットを通してレコーディング資金を集める方法を開拓した。それは世界中に熱心なファンを有し、ファンクラブ組織の強いバンドにとっては最適の選択だった。世界中に強固なファンベースを誇るマリリオンは2002年から[Marillion Weekend]というイベントをスタートさせる。これは世界各地で週末に3日間のスケジュールを組んで行われており、毎年、発表と共に全公演がソールド・アウトになっている。