商品説明 DETAIL 既発のライヴ映像集『エイジア・ライヴ・イン・サンフランシスコ2012』が再編オリジナル・エイジア最後のライヴ・ドキュメントなら、本作『エイジア・ライヴ・イン・ブルガリア』は、ギタリストが新たに若きギタリスト、サム・コールソンに交代しての新ラインナップ開幕を告げるライヴ・ドキュメントだ。 82年に発表されたデヴュー・アルバム『詠時感〜時へのロマン』を全世界で1000万枚以上を売り上げるなど、超弩級の成功を収めてきた究極のスーパーバンド、エイジア。2008年には、ジョン・ウェットン、スティーヴ・ハウ、ジェフ・ダウンズ、カール・パーマーのオリジナル・ラインナップで復活し、意欲的にスタジオ・アルバムの製作とツアーを展開してきた。しかし、2013年1月にそのオリジナル・ギタリストであるスティーヴ・ハウがイエスの活動とソロに専念するため脱退を表明。エイジアは新たなギタリストとして、動画サイトYouTubeへの投稿からあのポール・ギルバートに見出されプロ活動を開始したという1987年生まれの新星サム・コールソンを加入させる大胆な策に打って出た。 これによって一気に平均年齢が若返った彼らは、ひきつづき精力的なツアーと、新ラインナップ後初のスタジオ・アルバム『グラヴィタス〜荘厳なる刻』(2014年)を世に送り出し、往年の姿を直接知るファンから新たにプログレの魅力にとりつかれた若いリスナーまで、幅広い注目を集めている。2014年のジャパン・ツアーでコールソンのギターに生で触れた日本のファンには、いまも鮮烈な印象を残しているに違いない。 『シンフォニア〜ライヴ・イン・ブルガリア2013』は、そんな新ラインナップを公式のライヴ映像として初公開した記念すべき映像集である。公演地のプロヴディフは、ブルガリア中部で早くから栄え、音楽、演劇、文学などさまざまな芸術に豊かな歴史を残してきた古都。このときのライヴは、その地に1945年から拠点を置く名門交響楽団プロヴディフ・フィルハーモニック・オーケストラとの豪華共演としても話題で、先述の『グラヴィタス〜荘厳なる刻』にその一部がボーナス映像として収録されていたものを今回は完全収録! ステージの前半はバンド単体での演奏、後半はオーケストラとの共演という構成である。バンド単体ではコールソンの切れのあるギターに煽られるようにしてバンド全体が躍動する点が、オーケストラとの共演では「時へのロマン」「ヒート・オブ・ザ・モーメント」「ドント・クライ」「この夢の果てまで」他、黄金期のヒット・ナンバーにみられるメロディアスでシンフォニックなエイジアの個性がさらにロマンティックな広がりのある円熟のサウンドに仕上がっている点が聴きどころ、見どころといえるだろう。 【ミュージシャン】 ジョン・ウェットン(ベース/ボーカル) ジェフ・ダウンズ(キーボード) サム・コールソン(ギター) カール・パーマー(ドラムス)