商品説明 DETAIL プログレッシヴ・ロック衰退期ともいわれる1979年に、フィッシュ(ヴォーカル)、スティーヴ・ロザリー(ギター)、ディズ・ミニット(ベース)、ミック・ポインター(ドラムス)、ブライアン・ジェリマン(キーボード)をメンバーとして誕生したマリリオンは、その後、ベースがピート・トレワヴァス、キーボードがマーク・ケリーに交代しながら1982年にレコード・デヴュー。ベテラン・プログレ勢がポップ化への道をたどる中、ストーリー性の高いシアトリカルな構成美をもつプログレッシヴ・ロックの伝統と革新性を身につけ、本国イギリスのみならず幅広い人気を獲得している。 89年には、カリスマ・ヴォーカリストのフィッシュが脱退するも、新たに加入したスティーヴ・ホガースの個性と曲作りの才能を得て、さらなる飛躍を遂げたマリリオン。その彼らが、前作『サウンズ・ザット・キャント・ビー・メイド』以来、実に4年ぶりのスタジオ・アルバムとして送り出したのが『F E A R』である。2015年9月に新作の録音作業にとりかかるとの公式な発表があってから、およそ1年の歳月をかけて完成した本作は、まさに彼らのキャリアを集大成するような密度の高い作品に仕上がっている。 アルバムのコンセプトは、人間の基本的な行動原理の背景にある愛と恐怖について歌ったもので、17のパートから成る全6曲は現代の社会、政治、経済等の諸問題を豊かな寓意の中に描き出したストーリー性の高さが特徴だ。ジェネシスの影響が色濃い初期のプログレッシヴ・サウンドを継承しつつ、鋭い革新性をもったスケールの大きな世界観は彼らでしか成しえない境地といえるだろう。 アルバム冒頭曲「エルドラド」(黄金郷)に由来する、金色を基調としたスリーヴとブックレットの豪華さも、バンドがこの作品にかける意気込みの表れである。キャリアの集大成であると同時に、新たな世界の幕開けを予感させる入魂の一作!2016年、イギリス、アメリカ、ヨーロッパと大規模な世界ツアーを展開するなど、乗りに乗ったマリリオンにこれからも目が離せない!! 【メンバー】 スティーヴ・ホガース(ヴォーカル) マーク・ケリー(キーボード) イアン・モズレイ(ドラムス) スティーヴ・ロザリー(ギター) ピート・トレワヴァス(ベース)