商品説明 DETAIL
2019年5月17日発売
唯一無二のドゥーム・ゴッド セイント・ヴァイタス。初代ヴォーカリストのスコット・リーガーズが復帰。我が道を行く徹頭徹尾ドゥーム・サウンドが炸裂する待望のニュー・アルバム完成。
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】
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潮目が変わったのが、時代が90年代に突入したころのこと。当時世界最高速と目されていたナパーム・デスを脱退したリー・ドリアンが、カテドラルという世界最遅バンドを始めたことで、エクストリーム・メタル・ファンの目は、突如ヘヴィさ、さらに「遅さ」にまで向けられることになったのだ。そのリーがコンパイルしたオムニバス、『Dark Passages』(91年)に参加したことで、セイント・ヴァイタスの名は、一気にヘヴィメタル・ファンの間にも広まる。そして、ドゥーム・メタル・ブームの中、ペンタグラムらとともに、その元祖として神格化されていったのである。ところが、せっかくの追い風を尻目に、91年ワイノはセイント・ヴァイタスを脱退。かつての自身のバンド、ジ・オブセストの再結成へと動く。(ジ・オブセストはメジャー契約を手にするので、ワイノの決断は正しかったと言えるが。)セイント・ヴァイタスはスウェーデンのドゥーム・メタル・バンド、カウント・レイヴンのヴォーカリスト、クリスチャン・リンダーソンを後釜に迎え入れるも、『C.O.D.』(92年)の1枚で脱退。続く95年の『Die Healing』は、初代ヴォーカリスト、スコット・リーガーズを迎えて製作された。これら2枚の作品はともに高品質であったものの、結局96年にバンドは解散してしまう。
7年のブランクを経た03年、『Born Too Late』期のラインナップでセイント・ヴァイタスが再結成というサプライズが起こる。ライヴやツアーが行われたが、残念ながら、ほどなくしてドラムのアルマンド・アコスタが健康上の理由で脱退、10年に亡くなってしまった。一方、バンド内では新たなアルバムを作ろうという機運も高まってくる。それが現実となったのが12年。実に17年ぶり、ワイノがヴォーカルの作品としては22年ぶりとなるニュー・アルバム、『Lillie: F-65』がリリースされたのである。ところが、歴史は繰り返す。ワイノが再び脱退。しかも理由はまたしてもジ・オブセスト再結成!で、セイント・ヴァイタスは、またまた初代ヴォーカリスト、スコット・リーガーズを呼び戻したのだ。
そしてこの度リリースになるのが、その名もズバリ『セイント・ヴァイタス』。そう、84年のデビュー・アルバムの同名の新作だ。初代ヴォーカリストの復帰、そして再びバンド名を冠したアルバムは、初心への回帰を強く感じさせる。その内容はというと、もうどこを切ってもセイント・ヴァイタス。ギターのワンストロークで、すぐにセイント・ヴァイタスとわかるもの。決して誇張で言っているのではない。アルバムを再生し、最初の音が鳴った瞬間に、思わず笑みがこぼれてしまう。それほどセイント・ヴァイタス丸出しなのだ。それはそうだろう。バンド結成当時から、トレンドとは無縁、時代遅れであることを誇りにしてきたバンドだ。時代が一周し、図らずもトレンドの波に乗るようなこともあったかもしれない。しかし、そんなときでもセイント・ヴァイタスはセイント・ヴァイタスであり続けた。遅くてヘヴィでシンプル。時代遅れ上等。その姿勢は2019年になった今でも変わらない。ドゥームの神には、時の流れなど存在しないのだ。
【メンバー】
スコット・リーガーズ (ヴォーカル)
デイヴ・チャンドラー (ギター)
パット・ブルダース (ベース)
ヘンリー・バスケス (ドラムス)