商品説明 DETAIL
2018年6月29日発売
『フォロー・ザ・サイファー』別形態
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サバトン・ファミリーとは言え、「フォロー・ザ・サイファー」という名は、意味も語感も本家のそれとは異質だ。3つの単語からなる「暗号に従え」とでも訳すべきバンド名は、サバトンとのつながりを見いだせないどころか、むしろオールド・スクール性皆無の21世紀的なネーミング。彼らのコンセプトは、アルバム・ジャケットにも表現されているとおり、ポスト・アポカリプス、すなわち終末後の世界である。(ちなみにこのジャケットは、サバトンのクリス・ローランドの手によるもの。)彼らは音楽やアートワーク、そしてルックスも含め、終末後の風景を再現。そのアイデンティティはサバトンとは別の、彼ら独自のものだ。
そんな彼らのデビュー・アルバム『フォロー・ザ・サイファー』は、「ヴィジュアルでシネマティック」とケンが言うとおり、エピックなメロディと切れ味鋭いリフにあふれ、とにかく不吉でシンフォニックな作品だ。ヘヴィなギターに荘厳なシンセサイザー、そして近未来的なディジタル・シークエンス。その作り込まれた世界観は、まさに核戦争後の地球の姿そのものだ。ハンス・ツィマーをはじめ、映画音楽からも大きく影響を受けているというのも納得である。女性ヴォーカリスト、リンダ・トニ・グラーンによるパワフルなヴォーカルに加え、男性ヴォーカル、デス声、クワイヤ的コーラスが縦横無尽に飛び回るさまは、ナイトウィッシュをも彷彿させる。シンフォニックでパワフル、そしてサバトンゆずりのポップさをも持ち合わせたフォロー・ザ・サイファーの音楽――彼らに言わせればサイファー・メタル――は、幅広い層のファンにアピールすること間違いなしである。
ちなみに本作は、いきなりヨーロッパの最大手メタル・レーベル、ニュークリア・ブラスト・レコーズからのリリース。もちろんリーダーがサバトンがらみであったというアドヴァンテージはあっただろう。だが、レーベルが契約に踏み切った一番の理由は、そのステージにおける強力なプレゼンスだったのだそう。サバトン主催のフェスティヴァル、Sabaton Open Air 2017で彼らのステージを経験したニュークリア・ブラストのA&Rは、まずリンダの圧倒的な存在感に一目ぼれ。さらにその音楽性はもちろん、映画『マッドマックス』を思い起こさせる凝った衣装にいたるまで、ポスト・アポカリプスというコンセプトが徹底されたステージングに完全KOされたのだ。しかもこのとき、実はまだ2度目のステージだったというのだから、フォロー・ザ・サイファーのポテンシャルの高さには驚かされる。
本作には、サバトンのヨアキム・ブロデーンをはじめ、アストラル・ドアーズ、ノクターナル・ライツのメンバーなど、スウェディッシュ・メタル界のそうそうたるメンツがゲスト参加。またあの名曲、「Carolus Rex」のフォロー・ザ・サイファー・ヴァージョンも収録されている。全メタル・ファン必聴。新世代のサイファー・メタルを聴き逃すな!
【メンバー】
リンダ・トニ・グラーン (ヴォーカル)
ケン・シェングストロム (ギター)
ヴィクター・カールソン (ギター)
カール・レフグレン (ドラムス)
ヨナス・アスプリンド(ベース)