リー・リトナー (g):
1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。6歳からギターを始め、1970年代からスタジオミュージシャンとして活動する。1979年にブラジル音楽の要素を取り入れたブラジリアン・フュージョンのハシリとなるアルバム“RIO”を発表。そしてAOR路線に進んだアルバム“RIT”を1982年に発表。フュージョン・ギタリストとして黄金期を迎える。1990年にはネイザン・イーストやボブ・ジェームス、ハーヴィー・メイスンらフュージョン界の大御所達と“フォープレイ”を結成。1995年に脱退するまでアルバム3枚をリリースし、度々日本へも訪れファンを喜ばせた。ウェスト・コーストの爽やかさと敬愛するウェス・モンゴメリーばりのジャズ魂を指版に込める西海岸のスーパー・スター。
マイク・スターン (g):
1953年生まれ。ボストンのバークリー音楽院在学中にゲイリー・バートンやパット・メセニーに認められ、ブラス・ロックバンドの雄、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズに参加。1981年に現役復帰したマイルス・デイヴィス・グループに参加、マイルスのカムバックもセンセーショナルだったが、ハードロック・ギタリストのように激しいディストーションで絡むマイク・スターンの姿は非常に強烈で、世界中にマイク・スターンの名を知らしめた。1983年に脱退後、ジャコ・パストリアスの“ワード・オブ・マウス”に参加。日本ツアーにスケジュールの関係で行けなくなり代わりのギタリストに渡辺香津美を推薦したのは有名な話。1980年代後半はデニス・チェンバースを含むボブ・バーグとの双頭ユニットや、復活ブレッカー・ブラザーズへの参加とソロ活動以外にも引っぱりダコのギタリスト。