商品説明 DETAIL ゲイリー・ムーアの遺作となる最後の名演として、2011年の発売当時大きな反響を呼んだライヴ映像作品『ライヴ・アット・モントルー 2010』が新装改訂盤としてリリースされる。 2010年4月、21年ぶりの来日公演を行ったゲイリー。この時はブルース路線のライヴでありながら、超絶弾きまくりと泣きのプレイで、もはやジャンルを超越した孤高のギターを披露した。その後、彼は80年代の相棒キーボード奏者だったニール・カーターと再合体。“サマー・オブ・ロック”と題した、ロック回帰ツアーを行っている。本作『ライヴ・アット・モントルー2010』は同ツアーのハイライトである2010年7月6日、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴを全曲収録したものだ。 「素晴らしい音楽との出会いがいくつもある」と、生前愛してやまなかったモントルーのステージで、ゲイリーが完全燃焼する。「オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファー・アウェイ」、「アウト・イン・ザ・フィールズ」、「エンプティ・ルームズ」、「ミリタリー・マン」など、ずっと封印してきたロック時代の名曲の数々を惜しげもなく披露するこのライヴ。ゲイリーのギターも冴えわたり、ハード・ロック・ギタリストとしての健在ぶりを見せつけている。 さらに注目なのが、未完成に終わったケルティック・ロック・アルバムから3曲が演奏されていること。「ホェア・アー・ユー・ナウ?」「デイズ・オブ・ヒーローズ」「オー・ワイルド・ワン」は『ワイルド・フロンティア』を思わせるアイリッシュなメロディ全開のナンバーで、ゲイリーが進もうとしていた新しい路線の片鱗を感じさせる。 ブルース時代を代表する「スティル・ゴット・ザ・ブルース」、日本公演でもラストを飾った「パリの散歩道」を含むライヴは、ゲイリーの40年を超えるキャリアを総括するに相応しいクライマックスだ。 なお、既発の『ライヴ・アット・モントルー・アンソロジー』には未収録だった1997年のライヴ・トラック4曲をボーナスとして当時初収録している。