商品説明 DETAIL 2014年はKISSにとって1stアルバム『KISS(地獄からの使者)』の発売から数えて40周年にあたるアニヴァーサリー・イヤー。その記念すべき年の春には、ついにロックン・ロールの殿堂入りを果たしている。そして同じ年、常に最高峰のライヴ・バンドであり続けてきた彼らは、自身にとって初の試みを実践している。それは、米国はネヴァダ州ラスヴェガスにあるハード・ロック・ホテル&カジノの館内にある4,000人収容規模のクラブ、ザ・ジョイントでのレジデンシー公演。すなわち同一会場での常駐型公演ということである。 実のところこの会場ではMOTLEY CRUEやGUNS N’ ROSES、DEF LEPPARDなども同様のシリーズ公演を行なっており、それ自体はKISSが開拓した新たな公演形態というわけではない。が、同年11月にそこで開催された全9回の公演は、メンバーたちの発言によれば「前々からやりたいと思っていたことのひとつ」であり、ファンの側からすればまさに待望のイベントだったといえる。 通常ならばアリーナ規模以上の会場でしかライヴを行なわないKISSをスタンディンク形式のクラブで観られるとあって、公演開催期間中は世界各国のファンがラスヴェガスに集結。しかもクラブ・ギグとはいっても、そこはやはりKISS。真新しいステージ・セットを持ち込み、お馴染みの演出のすべてを盛り込みながら、いわば「スタジアム・クラスのショウをクラブで再現」してみせたのである。 もちろん演奏メニューには「デトロイト・ロック・シティ」、「雷神」、「ラヴ・ガン」、「狂気の叫び」、そして「ロックンロール・オール・ナイト」といった代表的ナンバーが完全網羅され、ジーン・シモンズが火を吹き、血を吐きながら宙を舞い、ポール・スタンレーが演奏中に空中移動するといった見せ場も次々と登場。ふんだんに使用されるパイロの量も、巨大スクリーンの迫力も、エンターテインメントの本場での、ロック・エンターテインメントの権化というべきKISSのショウに相応しいもので、まさに圧巻というしかないショウが9日間にわたって繰り広げられた。そして、その際のライヴ・パフォーマンスがぎっしりと詰め込まれた待望の映像作品が、このたび登場することになった。 KISSはこの一連のラスヴェガス公演終了後、2015年2月には東京ドーム公演を含むジャパン・ツアーを実現させている。その際の興奮もファンにとっては記憶に新しいところであるはずだが、興味深いのはこのラスヴェガス公演と日本公演に、演奏内容的に重なる部分が多々あるところだ。つまりこの映像作品は、ラスヴェガスに足を運んだ者たちだけに観ることを許された禁断のショウを堪能できるものであるのみならず、あの日本公演の興奮を追体験できるものでもあるというわけだ。これはまさに、すべてのKISSファンにとってのマスト・アイテムであり、いまだにKISSを知らない人たちすらも虜にするであろう画期的作品。全ロック・ファン必見である! 【メンバー】 ポール・スタンレー ジーン・シモンズ トミー・セイヤー エリック・シンガー