商品説明 DETAIL

伊藤 政則



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リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、イアン・ギラン、イアン・ペイス、ロジャー・グローヴァーによる第二期/黄金期ラインアップで復活を遂げたディープ・パープル1984〜1985年再結成ワールド・ツアーの冒頭、オーストラリア/シドニー公演が世界最速で初リリース決定!当時の貴重な映像を収めたドキュメンタリーもボーナスとして追加収録!さらに日本盤限定ボーナスも追加収録!!【日本先行発売】

　『イン・ロック』(1970)『マシン・ヘッド』(1972)などでハード・ロックを代表するバンドとなりながら1973年6月、二度目の来日公演後に崩壊した第二期ディープ・パープル。その後バンドは1976年に解散するが、それぞれのメンバーは別バンドで活躍してきた。そして1984年、彼らは黄金期のラインアップで再結成。アルバム『パーフェクト・ストレンジャーズ』をリリース、ワールド・ツアーを行うことが発表された。本作はスタート地点となった大洋州ツアーから1984年12月12日、オーストラリアのシドニー・エンタテインメント・センターでのステージをフル収録した映像作品だ。

　リッチー・ブラックモア(ギター)、ジョン・ロード(キーボード)、イアン・ギラン(ヴォーカル)、イアン・ペイス(ドラムス)、ロジャー・グローヴァー(ベース)という布陣で行われたこのライヴのオープニングは「ハイウェイ・スター」。第二期の名曲の数々と 『パーフェクト・ストレンジャーズ』からの新曲を交互に演奏、「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」「レイジー」「スペース・トラッキン」や「パーフェクト・ストレンジャーズ」「ノッキング・アット・ユア・バック・ドア」などが披露される。

　同年3月の日本公演を最後にレインボーを解散させたばかりのリッチーだが、再結成に向けた気迫が伝わってくるライヴ・パフォーマンスを見せつける。荒々しさとテクニックを兼ね備えた時期のギター・プレイはもちろん、拳を何度も突き上げ、ステップを踏むなどのステージ・アクション、そしてイアン・ギランと顔を近づけて笑いあい、他のメンバーとも絡むなど、現在ではもう見ることが出来ない光景が繰り広げられる。レインボーでおなじみの「治療不可」や「ブルース」(M-4イントロ部分)が演奏されるのも興味深い。イアン・ギランは「チャイルド・イン・タイム」で張りのあるヴォーカルで応え、コンガを打ち鳴らす。昨年7月16日に亡くなったジョン・ロードも、ハモンド・オルガンを揺らすアクションを加えた演奏を聴かせる。

　この時期のライヴならではの趣向が収められているのも嬉しい。1985年5月の日本公演でも見られた「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」でのリッチーとギランの掛け合い、アンコール「スピード・キング」で挿入される「紫の炎」、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、最後のジャムなどは、今回初めて映像作品化されるものだ。

　映像特典として、再結成ツアーをドキュメントした世界各国のTVニュース映像や小特集を23分にわたって収録。1984年4月27日にニューヨークで行われた再結成記者会見、カナダのニュース番組向けのインタビュー、『パーフェクト・ストレンジャーズ』のレコーディング風景を見ることが出来る。「アンダー・ザ・ガン」録音の模様、アルバム未収録曲のジャム・セッションは貴重だ。さらにサッカーに興じるリッチーやスキーをするジョン・ロードのオフショットが「ハイウェイ・スター」の本編と異なるライヴ・テイクと共に収められている。イギリス凱旋公演となった1985年6月22日のネブワース公演、ツアー最終日である1985年8月24日のテキサス・ジャムを報じるニュース映像も発掘された。

　さらに日本限定ボーナス映像特典として、ライヴ本編の翌日、1984年12月13日のシドニー公演での「ハイウェイ・スター」映像とオーディオ・トラックを追加収録。真っ暗な会場でオープニングSEと共にイアン・ペイスのドラムスから始まるイントロは、生々しい臨場感に満ちたものだ。ジョンのキーボード・ソロとリッチーのギター・ソロはそれぞれ、前日とは異なったインプロヴィゼーション・パートを含んでおり、彼らの再結成ツアーに向けた、意欲のほどが伝わってくる。

【ミュージシャン】

リッチー・ブラックモア(ギター)
ジョン・ロード(キーボード / オルガン)
イアン・ギラン(ヴォーカル)
イアン・ペイス(ドラムス)
ロジャー・グローヴァー(ベース)