『悪役を演じるのも楽しいし、それ以上にキッズたちが感じてることでみんなが言えないことを代弁することを大事に思ってる。俺たちの音楽の源は、ファンなんだよ。だからスレイヤーはファンとの距離感が近いんだ』_ケリー・キング(ギター)
『ホラー映画が好きかって? ミュージック・ビデオはやりたいように(血やホラー要素を入れて)創って、周りがどう思おうと気にしてなんかいない。結果、誰からも文句言われてないしな!』_トム・アラヤ(ヴォーカル・ベース)
2013年5月2日。怪我で2011年よりバンドを離脱していたオリジナル・メンバーのジェフ・ハンネマン(Gu)が、49歳で永遠の眠りについた。新たに立ち上がったSLAYERは、11枚目のオリジナル・アルバムにて最狂のアルバム『REPENTLESS』を発売~ワールド・ツアーを行う。その矢先の2018年1月。衝撃の『SLAYER、引退』宣言。世界に激震が走った・・・。
1981年の結成以来、約40年間に渡り、エクストリームの頂点として、全てを蹂躙し我が道を進み、SLAYERらしさが全てのルールとなった。そのSLAYERの生きざま全てが、世界のカルチャー/人生に、多大なる影響を与えてきた。そのスピードの先を常に走り続けたSLAYERが、遂に終止符を打つことに。最後のツアー「ファイナル・ワールド・ツアー」が、2018年5月より、北米からスタート。今年の3月に行われた日本公演(DOWNLOAD JAPAN 2019)も含む、世界各国のSLAYERファンに、感謝の気持ちを音で伝えた。日本には、1990年の初来日以来約30年に渡り、イベント含め12度も来日。すべての公演で、観るもの全てがSLAYERの前でひれ伏した。そして、今月の29日、30日。地元ロサンゼルス、ザ・フォーラムにて、最狂のSLAYERファンに看取られながら、その最期を迎える。
そのSLAYERの引退ライヴに先駆けて、2017年に収録したフル・ライヴ映像とSLAYER初の実写映画が、合体した2時間超えのライヴ映画『SLAYER:THE REPENTLESS KILLOGY』が、11月6日に全世界で1,500の映画館にて一夜限定プレミア上映された。日本での上映は、映画館ではなく、ライヴハウスZeppでの上映が特別に許諾された。Zepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)の2か所で来年年明け1月15日(水)に実施。世界広しといえど、日本でしか体感できない一生に一度の機会は、絶対見逃せない。
Zepp DiverCity限定ではございますが、その映画の上映前に、ゲストDJとして、OUTRAGEのドラマー、丹下眞也さんがオープニングを務めていただくことになった。(本編上映前の19:30の開映時間前までプレイ予定)待望のニュー・アルバム『Run Riot』(14作目)の発売が、上映日と同じく1月15日(水)に決定し、また全国ツアー開催が発表されたばかりのOUTRAGE。デビューから32年を迎えるOUTRAGEの丹下眞也さんが、スレイヤーの約40年の歩みに感謝を込めて選曲いただきます。お楽しみに!
全世界のメタル・フリークスに惜しまれながら、11月30日に、大団円を迎えるSLAYER。その最期となるであろう殺戮のライヴ・フィルム『SLAYER:THE REPENTLESS KILLOGY』を世界のミュージシャンが認めた日本屈指のライヴハウスZeppにて轟音上映。(2012年、大阪のZepp Namba にて、SLAYERが実際ライヴをおこなった。)ご家庭では、決して味わうことができないライヴハウスの『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』で、叫びそしてたっぷりと酔いしれてください。今年3月に行われた最後の来日公演後、トム・アラヤがステージに残り、ライヴ後にMCするなんて、SLAYERのライヴではありえないのだが、ライヴ後に我々に最後のメッセージを残してくれた。誰よりも前に立って戦い続けた激走の40年を知っているだけに、トムの優しく語り掛ける感謝のことばに涙したファンは少なくなかったハズ。