2018年10月26日 世界同時発売予定

長年ゲイリーと活動を共にした盟友ニール・カーター、ドン・エイリー、実の子ガスとジャックの他、ロック・シーンの精鋭が揃い踏み哀悼を表した、究極のゲイリー・ムーア・トリビュートが完成。長い沈黙を破りシーンに復帰したジョン・サイクスとダニー・ボウズ(サンダー)をフィーチュアした「スティル・ゴット・ザ・ブルース」、リッキー・ウォリック(ジ・オールマイティ、ブラック・スター・ライダーズ)とスティーヴ・モーズ(ディープ・パープル)による「パリの散歩道」等、収録。超豪華アーティスト参加、巨星に捧ぐ愛と友情の鎮魂歌(レクイエム)。
2011年2月6日、58歳で亡くなった永遠のギター・ヒーローの魂に捧げるブルース。ゲイリー・ムーアと共に歩んだ仲間たちと彼を敬愛するミュージシャンが集結、敬意と愛情に満ちたトリビュート・アルバムを世界に贈る。その人気と影響力に呼応して、本作には数々のトップ・ミュージシャンが参加している。

ジョン・サイクス(シン・リジィ、ホワイトスネイク、ブルー・マーダー)は長い沈黙を破って「スティル・ゴット・ザ・ブルース」で参加。濃厚な泣きのギターで健在ぶりを見せつけ、復活への狼煙を上げる。ダニー・ボウズ(サンダー)との初共演が実現することで、両者のエモーションの昂ぶりが相乗効果を生んでいる。 近年ではフィギュアスケートの羽生結弦がショートプログラムで使用した名曲「パリの散歩道」ではスティーヴ・モーズ(ディープ・パープル)が詩情あふれるプレイを披露。リッキー・ウォリック(シン・リジィ、ブラック・スター・ライダーズ、ジ・オールマイティ)との夢のコラボレーションも実現する。

ゲイリーと直接の繋がりを持っていたミュージシャンが多数参加していることも、本作を“正統の”トリビュート・アルバムたらしめている。 1980年代のゲイリーを支えた相棒ニール・カーターやキーボードで数々のバトルを繰り広げたドン・エイリー(レインボー、ディープ・パープル)、そのキャリアにおいて重要な役割を果たしたグレン・ヒューズ(ディープ・パープル)、バンドのドラマーだったエリック・シンガー(KISS)とダリン・ムーニー、ゲイリーにとって初のプロ・バンドだったスキッド・ロウのブラッシュ・シールズなど歴代のメンバー、そしてゲイリーの息子であるジャックとガスが加わることで、その存在の巨大さが浮き彫りになっていく。 レインボーやオジー・オズボーンなど、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの最前線で活躍、ゲイリーとは『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』(1984)のレコーディング・セッションで初共演して以来、三度にわたる来日公演にも同行したボブ・デイズリーが本作の発起人だ。ロック路線を突き進んでいたゲイリーにブルース・アルバムを作ることを勧めたのもボブであり、それがきっかけでヒット・アルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルース』(1990)が生まれることになった。2人は『パワー・オブ・ザ・ブルーズ』(2004)でも再会を果たしている。

『ブルース・フォー・グリーニー』(1995)や没後に発表された『ブルース・フォー・ジミ』(2012)など、偉大なるギタリスト達へのトリビュート・アルバムを発表してきたゲイリーだが今、自らに捧げられるのが本作だ。その死から7年、我々は今でも彼にブルースを抱き続けている。

【伊藤政則氏による日本語解説書封入/アートワーク・デザイン:若井望】

■ CD 収録予定曲


  1. ザッツ・ホワイ・アイ・プレイ・ザ・ブルーズ
    (ボブ・デイズリー他)
  2. ザ・ブルーズ・ジャスト・ゴット・サダー
    (スティーヴ・ルカサー、ジョー・リン・ターナー他)
  3. エンプティ・ルームズ
    (ニール・カーター他)
  4. スティル・ゴット・ザ・ブルース
    (ジョン・サイクス、ダニー・ボウズ、ドン・エイリー他)
  5. テキサス・ストラット
    (ブラッシュ・シールズ他)
  6. ナッシングス・ザ・セイム
    (グレン・ヒューズ他)
  7. ザ・ローナー
    (ドン・エイリー、ダグ・アルドリッチ、エリック・シンガー他)
  8. トーン・インサイド
    (スタン・ウェブ、ダリン・ムーニー他)
  9. 甘い言葉に気をつけろ
    (デーモン・ジョンソン他)
  10. ストーリー・オブ・ザ・ブルース
    (ボブ・デイズリー他)
  11. ディス・ワンズ・フォー・ユー
    (ガス・ムーア、ジャック・ムーア他)
  12. パワー・オブ・ザ・ブルーズ
    (ジョー・リン・ターナー、ジェフ・ワトソン他)
  13. パリの散歩道
    (リッキー・ウォリック、スティーヴ・モーズ他)
【参加アーティスト】
ジョン・サイクス (ギター)
ダニー・ボウズ (ヴォーカル)
スティーヴ・ルカサー (ギター)
ニール・カーター (リード・ヴォーカル、キーボード)
ドン・エイリー (キーボード)
ジョー・リン・ターナー (ヴォーカル)
グレン・ヒューズ (ヴォーカル)
リッキー・ウォリック (ヴォーカル)
スティーヴ・モーズ (ギター)
デーモン・ジョンソン (ヴォーカル、リード・ギター)
エリック・シンガー (ドラムス)
ダグ・アルドリッチ (ギター)
ジェフ・ワトソン (リード・ギター)
ボブ・デイズリー (ベース、ハーモニカ、バッキング・ヴォーカル)
ガス・ムーア (ヴォーカル)
ジャック・ムーア (リード・ギター)