【通販限定特別価格】木根尚登/中央線【CD】
2010年4月7日 YOSHIMOTO R and C CO., LTD.より発売


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【通販限定特別価格】中央線【CD】

木根尚登 中央線

SALE
商品形態
CD
品番
YRCN-95141
JANコード
4580204756454
通常価格
3,205
価格
2,970円(税抜 2,700 円)

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SOLD OUT
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商品説明 DETAIL



万博がそろそろ思い出になろうとしていた頃、テレビのなかでは連合赤軍やマカロニ刑事が躍っていました。そんな時代、月賦で買った五万円のフォークギターを抱えた僕の青春が幕を開けました。
熱病にでも侵されたかのように、ギターを掻き鳴らし、声を張り上げる毎日。まさかやがてそのギターに吉田拓郎さん直々にサインを頂く事になろうとは夢にも思っていませんでした。ましてや南こうせつさんと「妹」を、伊勢正三さんと「22才の別れ」を、ふきのとうの細坪基佳さんと「白い冬」を唄える日がくるなんて…。
御同輩、ご機嫌いかがですか。五十の峠を超えると、心も体もあちこち傷んでくるものですが、僕は今もこうして唄っています。どうですか、久々にギターを抱え、掻き鳴らし、唄ってみませんか。
実は、アルバムのレコーディングが始まる十日ほど前、親父を亡くしました。享年八十歳。死ぬ間際まで現場に出て泥にまみれていた水道屋でした。とどめておきたい親父の言葉を1つ2つと思い出そうとしても、なかなか思い出せないけれど、親父みたいにギリギリまで現場にいたいという思いを日々募らせています。
そのためにも目指すは原点。進みたい未来は原点。そう思う今日この頃であります。そろそろ自分の事も世の中の事もわかってきたし、現状維持の重さも身に浸みています。でも、もっともがいてみたい。そして、もがくための情熱を求め、青春時代へ、原点へ。
御同輩、もがいていますか。勿論、若者にも好かれたいのは山々ですが、LPレコードのあの独特の匂いも知らず、物心ついた頃からテレビゲームで遊ぶ世代にうまく媚びる事は、どうやら僕には無理みたいです。僕は僕なりにしか生きられないみたいです。どうですか、久々にギターを抱え、掻き鳴らし、唄ってみませんか、大きな声で。

2010年2月 木根尚登





【収録曲】
01.高尾駅のベル
02.八王子メモリー
03.立川の空
04.国立マギー・メイ
05.武蔵小金井からの手紙
06.三鷹ブルース
07.吉祥寺へ帰る
08.阿佐ヶ谷小春日和
09.高円寺を紡ぐ
10.中野グラフィティ
11.新宿物語
12.四ツ谷ロマン
13.御茶ノ水慕情
14.東京バラッド