デニス・デ・ヤング/…アンド・ザ・ミュージック・オブ・スティクス~ライヴ・イン・ロサンゼルス【通常盤2CD】
2014年10月8日発売

“スティクス”のオリジナル・メンバーだったデニス・デ・ヤングが2014年3月にL.A.で行なった近年の充実した活動の集大成ともいうべき最新ライヴを早くも製品化!「永遠への航海」「大いなる幻影」「ベイブ」「ザ・ベスト・オブ・タイムズ」「ミスター・ロボット」「時は流れて」など“スティクス”時代の往年の名曲を中心とした90分を越える円熟のステージ!日本限定ボーナストラック追加収録(CDのみ)! 【日本先行発売 /日本盤限定ボーナストラック収録/ 日本語解説書封入】

…アンド・ザ・ミュージック・オブ・スティクス~ライヴ・イン・ロサンゼルス【通常盤2CD】

デニス・デ・ヤング …アンド・ザ・ミュージック・オブ・スティクス~ライヴ・イン・ロサンゼルス

商品形態
通常盤2CD
品番
VQCD-10404/5
JANコード
4562387196296
価格
3,300円(税抜 3,000 円)

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商品説明 DETAIL

70年代始めにアメリカン・プログレ・ハードの雄として登場、その後ポップ指向を強めたことで70年代後半から80年代にかけて世界的なヒットを連発、一躍その時代のアメリカン・ロックを代表する存在となった“スティクス”。そのフロント・マン、そしてメイン・ソングライターとして、バンド結成当時から中心的存在として活躍したのがデニス・デ・ヤングである。

デ・ヤングはバンド草創期には「レディ」(1972年)、「ローレライ」、「スイート・マダム・ブルー」(1975年)を、トミー・ショウ(ギター)加入後は彼と競い合うように「マドモアゼル」(1976年)、「大いなる幻影」、「永遠への航海」(1977年)、「ピーシズ・オブ・エイト」(1978年)、「ベイブ」(1979年)、「ザ・ベスト・オブ・タイムズ」(1980年)、「ミスター・ロボット」、「愛の火を燃やせ」(1983年)といった代表曲/シングル・ヒット曲を書き“スティクス”の名を不動のものとするのに大いに貢献している。

しかしデ・ヤングのコンセプト志向が頂点に達した一方でその評価に賛否両論もあった『ミスター・ロボット』を境に、デ・ヤングとショウとの間に不和が生じ、徐々にバンド活動は停滞していくこととなる。1990年にはショウを除くメンバーで活動再開しアルバム『エッジ・オブ・ザ・センチュリー』を発表、デ・ヤング作の「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」がヒットして復活をアピールするものの、ほどなくして再びバンド活動は停止してしまう。

デ・ヤングとショウが和解し、再び黄金期のメンバーでの活動再開がアナウンスされたのは1996年のこと。しかしツアーを目前にしてオリジナル・メンバーのジョン・パノッツォが急逝、結局黄金期メンバーでの復活はかなわないものとなってしまった。しかしバンド活動はそのまま続行することとなり、96年ツアーを収めたライヴ・アルバム『リターン・トゥ・パラダイス』、そして99年にはスタジオ・アルバム『ブレイヴ・ニュー・ワールド』をリリースしている。

この頃から健康上の問題を抱えていたデ・ヤングは『ブレイヴ・ニュー・ワールド』リリース後のツアーに出ることのないままバンド脱退を余儀なくされている。2000年代以降のデ・ヤングはソロ活動に勤しんでおり、2004年にはスティクスのナンバーをオーケストラをバックに演奏したライヴ・アルバム『ザ・ミュージック・オブ・スティクス〜ライヴ・ウィズ・シンフォニー・オーケストラ』を、2007年には通算5作目となるソロ・アルバム『ワン・ハンドレッド・イヤーズ・フロム・ナウ』といった作品をリリースするかたわら、ソロ名義でバンドを率いて精力的にツアーを行っている。

さて、本作『…アンド・ザ・ミュージック・オブ・スティクス〜ライヴ・イン・ロサンゼルス』は、2014年3月18日、ロサンゼルスのエル・レイ劇場にて収録されたライヴ作品である。エル・レイ劇場は1936年に開業した由緒ある劇場。今作はバンドのみの演奏となるが、小規模ながら風情あるシアターというシチュエーションで収録されていることもあり、残すべきパフォーマンスであるのは間違いないだろう。

セットリストは上記のデ・ヤング作によるスティクス・クラシックスだけでなく、「ブルー・カラー・マン」、「クリスタル・ボール」、「怒れ!若者」などショウのペンによる楽曲も演奏されている。これらの楽曲はギタリストがリード・ヴォーカルを担当しており、現在のバンド・メンバーで当時のスティクスのアレンジを忠実に再現しようとしているのが見て取れる。そういう意味でも往年のスティクスの緻密なサウンドを見事に表現しきっており、ショウとジェイムズ・ヤングを中心に活動を続けている現在のスティクスと比べてもまったく引けを取らない仕上がりになっていると言えるだろう。デ・ヤングのヴォーカルも70〜80年代以上に表現力を増しており、その健在ぶりを大いにアピールしている。デ・ヤングだからこそできうる表現も随所に見ることができるだけに、スティクス・ファンなら必携の作品なのは言うまでもないだろう。

【参加アーティスト】
デニス・デ・ヤング(ヴォーカル/キーボード)
ジョン・ブラスッチ (キーボード/バッキング・ヴォーカル)
クレイグ・カーター(ベース/バッキング・ヴォーカル)
ジミー・リーヒー(ギター/バッキング・ヴォーカル)
トム・シャープ(ドラムス/パーカッション)
オーガスト・ザドラ(ヴォーカル/ギター)
スザンヌ・デ・ヤング(バッキング・ヴォーカル)


【CD収録曲】
[DISC 1]
01.大いなる幻影
02.憧れのレディ
03.ローレライ
04.ブルー・カラー・マン
05.ショウ・ミー・ザ・ウェイ
06.ミスター・ロボット
07.クリスタル・ボール
08.ドント・レット・イット・エンド
09.時は流れて



[DISC 2]
01.ロッキン・ザ・パラダイス(CDのみ収録)
02.デザート・ムーン
03.ベイブ
04.怒れ!若者
05.スイート・マダム・ブルー
06.ザ・ベスト・オブ・タイムズ
07.逃亡者
08.永遠への航海


【日本盤限定ボーナストラック】

09.ミスター・ロボット
     *2003年4月4日シカゴ・シアターにて収録
       2004年発売『ザ・ミュージック・オブ・スティクス:ライヴ・ウィズ・シンフォニー・オーケストラ』同音源を収録